おおねこ教祖 アヴィニョンに旅立つ日を呪う

2004年12月29日〜30日、年末のラブラブ旅行。 ずっと前から楽しみにしていたのさ。
ハゲのクロネコ部長が、こつこつためたポイントのおかげで、フランスのどこへでも無料でペアの電車の旅行できるというのだ。 熟慮の末、アビニョンへ。なぜアビニョンかというと、

☆二人とも行ったことがない
☆うちの駅からTGVで直通でいける
☆南なので、暖かいじゃろう


などの点から、決定したのだが、これは、思い切り裏切られることになる。

まず、駅に着いたとたんに、予定の電車がない(脂汗)
ないって、ない。存在が抹消された模様。
自殺者が出たとかで、大いにダイヤが乱れたのだ。
もう、こうなったら、フランスでは終わり。
直通でいけると思うから、アビニョンにしたのに、
こんなことなら、アビニョンなんか選ばなかったぜい、 と、思っても後の祭り。
「TGVに乗る予定だった人は、パリ行きの臨時電車に乗れ」
とアナウンスが入ったので、言われるがままに乗る。
回ってきた駅員は「TGVに乗るはずだった人たちを集めて、
特別バスでパリのリヨン駅まで送りますから」という。
そんなこと、対応の悪いフランスでは、絶対信じられない。
予想通り、パリの駅に着いたら
「バス?そんなもんはないので、自力でリヨン駅へ行って交渉しろ」と、冷たく言われる。
本当に対応が行き届いてることは、言うまでもない。
もやは、すべてを諦めた我々は、そんなことくらいで、腹を立てたりはしないのら。
リヨン駅へメトロで移動し、窓口をたらい回しにされて、
「アヴィニョンに行きたい」旨を告げる。
窓口が、全員口をそろえて「電車に乗り遅れたのね?」というので、
自分たちの不幸な状況を、48回は説明する。
人間のできている我々は、ちょい切れくらいで、感情を押し殺すことに成功した。
そして、めでたく、アヴィニョン行きの予約が取れた。
一人分だけ・・・
ハゲのクロネコ部長は、立って行けというのだ。
われわれは、この旅行のために、数ヶ月以上も前に予約を入れていたというのに!
だれか、謝れ!(って、フランスでこれを期待しても無理)
結局、ビュッフェに行ってたようだが、
こんなに、ラブラブ旅行であったことはかつてない。(皮肉)

そして、無事にアビニョンに到着・・・
今日やろうと思っていた予定は全部、パー

そ、そして、ようやくたどり着いたアビニョンは・・・
ミストラルが吹き荒れて、どこよりも寒かったのであった・・・

てなわけで、パリのカフェから
写真が始まる。
本物チョコレートのショコラ。
目茶ウマだった。
すでに、すべてを諦めた禅の境地
なんで、パリで時間
潰さないといけないんだよ!
午後2時過ぎのパリ発のTGV
もう、現地に着いていた
はずの時間だ
そして、アヴィニョン駅
風が吹き荒れてて、
歩けないくらい・・・
寒いよ〜(涙目)
ホテル・オルロージュ
中心街にあってお勧め。
ハンサムなフロントの兄ちゃんが
少し高い部屋にUPGしてくれた。
改装したばかりで綺麗
マルセイユ石けんが
おいてあるところも、いかす?
お風呂も気持ちよかった。
着いたら、夜だった(涙)
ノエルマーケットがあって
ちょっと楽しかった
マネージュ 旅の疲れが・・・
余計なところで疲れたからな〜
歩いてすぐに教皇庁がある
市役所にあったクレッシュ
キリストの生まれた
馬小屋のパノラマ
かなり大きいものだった 大きいので、意味不明な
人物もたくさんいる
オリーブ屋さん



おおねこ教祖 アヴィニョンの橋の上で踊りそこねる

2004年12月30日、一日目は、すっかり、移動で終わった。
教皇庁くらいは行っておきたいと思ったんだけれど、予定が狂ったものは仕方ない。

夕方の帰りの電車までに、何をしたいのかを厳選する。
1.教皇庁、2.アビニョンの橋は、はずせないとして、
あとは、3.プチ・パレ美術館にどうしても行きたい。

事前の調査で、プチ・パレ美術館には、
若い頃のボッティチェッリの母子像があるというので
かなり楽しみにしていたのだ。見ないでは帰れない!

というわけで、すべての予定をこなしたのだけれど、
いやあ、寒みいのなんのって。涙目どころではありません。
だれ?南で暖かいって思った人?
ローヌ川沿いは寒いのだね。吹き荒れるミストラルが、肌身に染みました。

プチ・パレ美術館は、本当に、素晴らしかった!
ルネッサンス以前のキリスト教アートが大好きな教祖には、お宝の宝庫だった。
じくーり見学できなかったのが心残りではあった。
教皇が一時的にでもいたところだから、芸術家が集まったんだろうなあ。


ホテル内 朝ご飯を食べるレストラン ホテルはネットで探しました バイキング方式
パン美味しかった
ジャムも各種あって、
とれと言うんだけれど
このシステム、どうかなあ・・・
オレンジジュースだけは
あり得ない不味さだった
薬品の味がする〜
ハム類、チーズ類、
プラム、フルーツポンチ
ゆで卵、おばさんが2個も食べてた
教皇庁へ
晴れているのはいいけれど
ミストラル効果なので寒いのよ〜
教皇庁は、要塞みたいで、
いけてない
教皇庁の向かいの建物 「誉れの中庭」という
テレフォンガイドの日本語訳に
ハゲのクロネコ部長が大笑いした
素敵な扉 昔は馬車ごと入れたのかも
今は演劇祭が催される
ライオンちゃん 教皇庁を後にしてアヴィニョンの橋へ
その前に、眺望のいい場所から
橋を眺める
けっこう登った
風が吹き荒れてて、
寒いの寒くないのって・・・
お、あれが、目的のベネゼ橋
昔は、ずっと向こうまであったのだ。
今は途中でとぎれたまま
橋に降りてきた。
幅が狭い。石畳でがたがたしてる
柵があるけど、風が強いと落ちる人がいそう?!
べつに、橋自体は
あんまりおもろくない
そして、寒い(まぢで)
写真を撮ってもらうが、
ほとんど、やる気ナッシング
これは、某KEIKOたんの真似っこ
ハゲのクロネコ部長も
存在してるってことで
ハゲのクロネコ部長は、
謎の踊りをかましたが、
寒さでぐたーりした教祖は
踊らなかった
昔はローヌ川を渡れたのは
この橋くらいだったので
大変賑わったとか
昔は22あったアーチが
今残ってるのは4個だけ
寒さは写真に
写らないんだよね
教皇庁(右)に戻って、
お隣の大聖堂に行く
ロマネスク様式なんだよね
古いので、いろいろ歴史もあるらしい 聖堂内は暗くて驚いた。
いくら、ロマネスクでも
こんなに暗いとは・・・
曲がって生えてる変な木 大聖堂アゲイン
美術館は昼休みだったので
昼ご飯を食べることにする
お昼は、パエリヤ
なかなか、美味だったザンス
充実の美術館は、写真がない
帰るのでTGVの駅に行く
TGVの駅は町はずれにあって
周りもさみしーい
新しいので、駅はきれい
帰りは予定通り
直通電車があった
やれやれ、今回の旅行は
トラブル&寒さで思い出に残るだろう

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