今日は、パリからボーヌへ移動。
午後には、ヨーコとマリちゃんは
一つワイン倉見学が入っているので、
朝8時44分のTGVで行くことになっている。
リヨン駅で待ち合わせ。
「朝早いけど、大丈夫か?」と、聞いたら、
金融関係OLのお二人は、
朝は毎朝5時起きで会社に行ってるので、
「ぜーんぜん、余裕。
むしろ、夜はぐっすり眠れて元気いっぱい!」
と、時差ぼけゼロ発言。
す、すごい。
無事にリヨン駅で落ち合い、TGVへ。
乗ってしまえば、ディジョンまで、3時間弱だ。
はしゃいでるうちに着いた。
それから、ボーヌへは、ローカル線に乗りかえる。
ちょっと電車が遅れた。
途中、なんのアナウンスも流れないので、
ニュイ・サン・ジョルジュ駅に止まったとき、
「もしかして、ボーヌ駅だったら、どうしよう!」と、
焦りまくった。
ボーヌ駅はさすがに、ニュイ・サン・ジョルジュよりは、大きい駅なので、
止まる前にアナウンスされていたが。
危なかった。
今日は小雨模様。
また、寒い。
田舎は、都会よりさらに寒い・・・
ホテルは、3人部屋を頼んだんだけれど、スイートに換えてくれた。
でっかいダブルベッドの部屋一つ、シングルが二つ入ってる部屋が一つ、
でっかいバスルームと、トイレ。
あまりに大きかったので、3人で、
「えええええええええ」と、驚いてしまった。
というか、最初荷物を運び入れてくれたのが、ダブルベットの部屋だったので、
そこだけ(1室だけ)なのかと思ったのだ。
「この空間の、どこに、エクストラ入れるんだろう?」と、思ったら、
隣の部屋も全部、わしらのスペースだった。
いやあ、親切なホテルだった。
ネットで評判がいいというので決めたんだが、お勧めです。
Hotel de la Paix(駅から歩いて10分弱。町には5分くらい)
3人で、お昼を食べて、ちょっとだけ、オテル・デューを見学。
ヨウコ達は、途中から酒蔵見学に行き、
わしは、その後も、一人で、そのオテル・デューにずっといた。
なにせ、わしは、ここの
ファン・デル・ヴァイデンの「最期の審判」
が、目当てなのだ。
ずーっと、ずーっと、見ていて、幸せになった。
すばらしいお宝だ〜〜
ホテルのフロントで | なぜか、はまり食いした レバーサラダ |
オテル・デューの ブルゴーニュ式モザイク屋根 |
ちょっと天気が悪い | 中には蝋人形もいます 最近まで、病院でした |
そして、これが、お宝 ファン・デル・ヴァイデンの 「最後の審判」 |
ワイン倉見学満喫 | もちろん、また、1本飲んじゃう | 教祖は、飲めません。残念 |
最近のエスカルゴは 殻なしが主流らしい?! 食べやすいけど、ものたりない |
ブッフ・ブルギニョン | カシスもブルゴーニュの名産 |
今日は、二人は、
午前に一つ、午後に一つ、酒蔵見学。
一つ酒蔵に行くと、試飲とはいえ、けっこう飲むので
毎日酒蔵見学は、けっこう、ハードだ
まあ、二人には屁の河童だけど
午後のは市内にあるワインセラーなので
教祖も見学に行くことにした。
だから、午前中は別行動。
小雨が降っていて寒い。
ヨーコのノースリーブ姿も寒い。
しかし、裸足の二人は元気そうだ(笑)
健康な人っていいなあ。
二人をタクシーに乗せて送り出した後、
教祖は、午前中、ロマネスク教会に行ってみた。
ここには、聖母マリアの人生の連作タペストリーがあるのだ。
なかなかのお宝だ。
あとは、町をひたすら、ぐるぐる歩いていた。
たぶん、ほとんど制覇した。
なんせ、小さい。
そして、街人は暇らしく、全員がわしに声をかける。
車は必ず止まって声をかける。
たとえば「アイラブユー、アジアティック!」とかである。
しょーもなー
教会の写真をとっていたら、目の前に車が止まり、
おっちゃんが「アリガトー」と叫んだ。
おっちゃんを撮ったわけではない。
ほんと、田舎って暇だな。
ま、わしらのような、ゴージャス美人3人組の日本人が歩いてれば、
それくらい、当然かもね。
で、カフェにまったりして、
見学を終えて帰ってきたヨーコ様たちと合流。
毎回、ワインのお土産をもらうので、重そうになっている。
商売っ毛がなくて、すごいらしい。
ワイン倉見学も、予約はしたけど、お金は取らない。
無料である。
そして、ワインを買おうにも、ショップもない。
さらに、一人、1本ずつくらいお土産くれるのである。
うーん、お得。
飲んでも顔に出ない マリちゃん |
飲むと赤くなる ヨーコ |
飲めない教祖 | お昼は、イタリアンでした リゾットは美味かった |
ボーヌの本当に中心にある | 毎回、楽しく試飲する二人♪ 楽しそうで羨ましい |
ちょっと気がつかない場所にある 「Ma cuisine」 |
また、1本飲んじゃう♪ | 飲めたら楽しいだろうな〜 |
ボーヌのワインにした | はまり食いのレバーサラダ。 うまいんだ。 |
鳥の胸肉のクリーム煮 |
モモのデザート | とよんとして、美味しかった エポワス・チーズ |
今日は、教祖は、二人とお別れして、
お家に帰る日。
二人は、さらにシャニーに行って
三ツ星レストランを楽しんだり、
ディジョンに行ったりして
ブルゴーニュを満喫する。
今日は、すっきりと青空で気持ちがいい。
やっと、小雨から開放された!
午前中は、二人は、またもや、酒蔵見学へ。
連日の見学は凄いなあ・・・
わしは、一人でボーヌ観光。
酒飲めないからね。
ボーヌも、もう、二日間さ迷い歩いて
全部見尽くしたので、
(ワイン美術館は昨日行ってしまった)
なんといっても、わしの大好きな、「最後の審判」を、
もう一度見に行くことにした。
いや、ほんと、素晴らしいのよ。
ディテールが綺麗とかは言うに及ばないんだけど
真中の、サンミッシェル様の無表情さ。
それと対象的に、地獄に落とされる人の、
多彩な表情が素晴らしい!
「うえ、やっべー」みたいに、
手を口に咥えてるやつとか、
「うぶるるる」と、穴に落ちる前に
嫌悪の武者震いしてる人とか、
素晴らしく描写されてる。
その点、天国に行くほうの人たちは、
あんま、おもろくないね。
どの宗教画にも共通することだけど
やっぱ、地獄のほうが
断然想像力を駆使して描かれていて、
すっごい、迫力で面白いのだ。
あと、サンミッシェル様の羽根が
何といっても素晴らしいですよ。
孔雀の羽ですよ。
天使の羽根もいろいろなバージョンがあるのだ。
普通に現在思い浮かべるような白い羽根は、
むしろ後の時代に確立していて
初期のの宗教画を見ていると、
マルチカラーな羽根が多いことに気がつく。
と、一人でうきうきして、
オスピス・ド・ボーヌに入ると、
日本人の年配のご夫婦がいらして、
教祖がロンリーな観光客だと思ったようで、
親切に、「写真をとってあげましょう」といって、
撮ってくれた。
もちろん、教祖も、お二人の写真をとってあげたが。
ゆったり、まったり、絵を鑑賞して、大満足して街に出ると、
二人が酒蔵から帰ってきた。
そして、また、お土産をもらってきていた^^。
教祖にも、おいしい赤ワイン1本お土産にくれた。
だれか、飲みに来てくれ〜。
後日談であるが、この赤ワインは、のりやんが
殿へのお土産にいいというので日本に渡った。
たぶん、美味しく飲んでくれたことだと思う。
まだ、教祖の帰りの電車まで時間があるので、
さくっと、3人でご飯を食べる。
本当に楽しかったよ!
いろいろありがとう!
で、二人を残し、教祖は、一人で荷物を抱えて駅へ。
すると、やっぱし、さっきの年配のご夫婦が駅に来た。
きっと、教祖はロンリーな観光客だと思ったことだろう(笑)
で、TGVでは、もう、爆睡。
疲れてたんだろうなぁ。
帰りは乗り換えのないTGVだったので、安心したのか、
もう、パリに着くって頃に目がさめた。
お土産にもらったワインも重いので、
まっすぐ、寄り道しないで、おうちに帰った。
お酒は飲めなかったけど、とても楽しい旅だった。
また、みんなで旅行できるといいね!
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