今日の午前中で、ピュイ観光は終わり。
12時くらいの電車でリヨンに行って帰りの飛行機に乗らないといけない。
時間が限られているので、絶対見逃せないものだけを選んで見ることにする。
ル・ピュイ・アン・ヴレーには、二つの岩山がある。
火山の噴火の名残。
高い方が、コルネイユ岩で、巨大母子像がある。
19世紀中ごろ、クリミア戦争勝利を記念して
大砲をたくさんつぶして作ったとかいう像。
中も登れるらしい。
巨大母子像。
右の写真が、母子像のあるコルネイユ岩を遠くから見たところ。
母子像の下の方にあるのが、昨日見たノートルダムカテドラルの塔。
もちろん、わしらの目的は、巨大マリア像ではない。
頼まれても、登りたくない(笑)
もう一つの、ディク岩にたつ、10世紀に建てられたというロマネスクの
サンミッシェル・デギュイユ(St Michel d'Aiguilhe)礼拝堂が、目当て。
シャペルが、9時に開くというので(有料)、8時半ころにホテルを出る。
朝、雷が鳴って雨が降ってたんだけれど、晴れそうなので
岩山にまず登ることに。
朝だけど、巡礼に出かけるとおぼしき人々が、三々五々と歩いていく。
巡礼ルックは、雨合羽、両手にストックか杖。
サンジャックコンポステラまで行くかどうかは知らないけれど
夏休みだし、巡礼の旅に出る人は結構いるようだ。
わしは、岩山に上るために、ぺったんこの靴もはいてきたし
カバンも、肩に掛けるタイプにした。
というのも、教祖は、高所恐怖症なんであーる。
本当に、ちょっとでも、高いところが、怖いので
実際、この岩山に登れるのか、どんなふうになっているのか
ものすごくびびっていたのだ。
82メートルって、どんなもんか、想像つかないし!
階段は268段あるんだって。
が、下に表示があって、「5分くらいで、だれでも、簡単に登れます、
休憩できる所もたくさんあります。」と書いてあったので、たぶん、大丈夫。
途中、ちょっと、怖かったけど、簡単に登れた。
9時に開いたところだったんだけれど、もう、上には、おミサをやっているドイツ人たちがいた。
おおおおお、素晴らしい!来て良かったの介。
彫刻は、だいぶ、修復されているようだ。
中のフレスコ画も、きれいになったらしい。
ドイツ人のグループに、フランス語でガイドしていたので、
われわれも一緒に聞く。
岩山に建てたので、へんな形だ。
サンミッシェル・デギュイユというだけあって
大天使ミカエルにささげてある。
モン・サンミッシェルもそうだけれど
サンミッシェル様に捧げるものは、こういう高い岩山に建っている建造物だ。
大好き、サンミッシェル様。
竜退治のお姿は、どれも素敵なのですわ!
ああ、来て良かった、登れてよかった、見れて良かった。
これは、途中にあった、 シャペル・サントクレール |
シャペルのあるディク岩が シルエットになって 浮かび上がっている。 |
岩に登ったところ。 シャペルの足もとに、ギャラリーがある。 シャペルは、もうちょっと上。 |
シャペル・サンミッシェル。 9世紀の建物。 ビザンチン様式の影響がみられる。 |
鐘楼も付いているけれど、 中は見学できなかった。 |
人魚は富の象徴だという。 ハゲ頭を磨いてるように見えるけど。 |
カテドラルの回廊。 コルドバのモスケと比較される。 3色のモザイク状の 石遣いが素晴らしい。 |
柱頭も、復元されている。 | |
ケンタウロスの柱頭。 女ケンタウロスと男ケンタウロスが、 火を持っている。 |
ダブルピース? | 鉄製の扉。 非常に繊細な模様を作り出している。 うちの鉄製品博物館に ぜひ欲しいところだ。 |
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